大正時代に活字やその他の印刷の材料を販売する個人商店として創業、扱い品が印刷の「元(モト)」ということで、屋号を「モトヤ」にしたと言われる。戦後に活字製造の新規事業に進出し、1980年には富士通の新聞CTSにモトヤ書体が標準装備となり、大部分の地方新聞社の紙面にモトヤ書体が使われるようになる。最近では日本経済新聞社と山陽新聞社の新しい編集組版システムに同社の書体が採用された。写研やモリサワの写植書体に字母のライセンスもしている。また、ここに掲載した以外にも仮名フォント等をリリースしている。 モトヤのWebサイトでは、教育漢字1,030書体+αの『お試しフォント』がダウンロードできるサービスを行っており、購入する前に試用することが可能。しかも、「シーダ1」「アポロ1」「バーチ1」はなんと製品と同じ完全版がダウンロードできる。